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手刻みの仕事

手刻みの仕事

ブログ #下呂市#手刻み#飛騨市#高山市

7mを超える丸太の加工から始まりました。

製材所で左右を削り落とし、通称太鼓梁の状態で作業場に搬入。

先ず上下の皮を剥がし、形を整えていきます。

あまりにも長く大きいので、墨付け刻みは時間がかかりました。

丸太同士の継手は台持ち継ぎ。

台持ち継ぎの仮組みの様子

丸太以外の桁や梁、母屋などの継手は金輪継ぎが殆どです。強固な継手です。

金輪継ぎの仮組みの様子

直交する梁には渡り顎加工や、兜アリ加工。

兜アリの仕口 画像は上下が反対になっています

作業場では仮組みも済ませて、いざ建て方を迎えました。

当日は朝方まで雨が降っていましたが、見事な建て方日和となりました。

小さなミスはありましたが、応援の大工さんの協力で無事上棟する事ができ、安堵しました。

ここまで大きな丸太を扱う事は自分自身は初めてでした。

9割以上がプレカットの時代と言われています。

大工としてこの様なお仕事を頂ける事は大変有り難く、良い経験をさせて頂き感謝しかありません。

ありがとうございました。

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